大瀧詠一さんには春が似合います。
いつも3月21日に新譜をリリースなさっていた大瀧さんだけに、今年のこの時期には関係図書が出ます。
(以下、本書の版元の表記にならい、大「滝」と表記します。)
その①
これは、レコード・コレクターズ誌でこれまでに掲載された大滝詠一特集から、「本人へのインタヴュー」以外の記事を集めた1冊です。
本書は、追悼記事は除く形で編纂された関係で、私が昨年寄稿した追悼原稿は収録されません(※)。
※私が執筆させていただいた追悼原稿
「大滝詠一とビートルズ
『ナイアガラ・ムーン』30周年記念盤の裏ジャケット秘話 と "ノヴェルティの珍品”発見譚」
が読める号はこちらです。
ちなみに「大滝さんご自身が自作について解説したインタヴュー」をまとめたものは同じ出版社から下記の形で既に刊行されております。
これと併読すれば、貴方はナイアガラ宇宙の虜になるでしょう。
どちらを先に読むべきか。
いろいろ思う所はありますが、結局のところはどちらからでも構わないと思います。
それこそが、貴方の持つ「ナイアガラとの縁」というものです。