「ザ・ビートルズをピンクのキャデラックに乗せた男 ジョン・レノン 東京ヒルトンホテル脱出行」という本が2月5日に発売となります。
(アマゾンに2月2日発売とありますが誤りだそうです。)
拙著「ビートルズ来日学」では、黒のキャデラック(=羽田到着時以外すべてビートルズが乗った車)の運転手「肥田勲」氏にインタヴューしましたが、ピンクのキャデラック(=羽田到着時にビートルズが乗った車)については、運転手の氏名も含め、肥田氏はまったくご存知ありませんでした。
私なりの研究で、ピンクのキャデラックは「永島達司氏の知り合いの保険会社の社長から運転手込みで借りたもの」、運転手名は「入内島登」氏と把握しており、また当時の協同企画社員への取材(現時点では未発表)を通し、「当時使っていた保険会社はAIUだった」という証言も得ていました。
だからといってAIU(その後、経営体制が変わっている)に66年当時の社長の運転手名を問い合わせたとしても「入内島登」氏の消息がわかるはずもなく、調査は暗礁に乗り上げておりました。
それだけに「入内島登」氏がビートルズ来日時、何という会社に帰属していたかまで、正確にこの本でわかりました。
この本は「ご本人の米寿をきっかけに、ご子息が聞き書きしてまとめた一冊」とのことで、御子息に拍手を贈るとともに「ビートルズ来日研究」の貴重な資料として応援する次第です。
実際、表紙の「ビートルズを乗せたピンクのキャデラックが入内島登氏の顔がわかる角度で撮影された写真」は、拙著「ビートルズ来日学」で見つけて表紙に使うことになったということでした。うれしい限りです。
3月発売のレコード・コレクターズ4月号にて私が書評を書かせていただくことも決定しております。お楽しみに。
(この本の詳細は、上の表紙画像をクリックすればご覧になれます。)