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ライフログ
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「NIAGARA MOON」の40周年記念盤が、7月29日、アナログとCDで同時リリースされます。 アナログとCDで内容が異なるため、かなり複雑なので、自分なりに重要ポイントをまとめてみました。 まず以下の基本事項2点。 ★アナログは、完全限定生産 ★CDは、未発表デモ音源も収録 更に細かい内容の違いを、以下、列挙します。 (後日付記:いざ発売されてみると、その後見つかった重要音源も盛り込まれ、更に凄い内容になっていました。詳細はジャケット画像をクリックすれば見られます。) 【アナログ】 disc1:オリジナル・リリースと同じ形での高音質アナログ盤(オリジナルマスター使用)。 disc2:95年に大瀧氏本人がリミックスしていた音源(未発表)を、 75年のエレック盤表4に表記されていた「当初の構想曲順」で収録。 重量盤180g仕様。(宮永註:重量も高音質アナログ盤の大切な要素です。) カッティングは、JVCマスタリングセンターの小鐵 徹氏が担当。 ブックレットは40周年を記念した36Pにおよぶ豪華仕様。 【CD】 Disc1:アナログのdisc2と同内容 (=95年に大瀧氏本人がリミックスしていた未発表音源) Disc2:そのリミックス音源の「カラオケ音源」。 それに加えて「未発表デモ音源(8~10曲予定)」を追加収録。 以上。 こうして違いをまとめてみると、 音質追求派は、アナログ。 レア音源を求める派は、CD。 音質も音源もどちらも賞味したいコアなファンは結局、両方。 ・・・といったところでしょうか。 ちなみに「どのアルバムも、こうして40周年盤が順にリリースされていくのか!」と財布を心配しているかたも多い気がしますが、それは大きな誤解です。 今回の40周年盤リリースは、ナイアガラという「レーベル」誕生の40周年記念として、代表としてこの盤がリリースされる特別企画です。もちろん、皆さんが望めば、いろんな記念企画も実現することでしょう。 (個人的には、送り手が一部の「何をやっても文句を言うタイプ」の声を過度に重視することなく、静かに楽しんでいるサイレント・マジョリティ―に向けて、right time, right placeで蔵出し企画を行なってくれたらいいなあと願っています。) 大瀧詠一氏が生前に全幅の信頼を置いていた一流のスタッフたちによって送り出されるこの「レーベル40周年のお祝い」には、「レア素材を出し惜しみせず、あるもの全て盛り込みました」というコメントも聞こえてきました。 となると、私としては悩むことなく「両方マスト・バイ」と考える次第です。 (ビートルズも含め)我々の耳と感性をここまで啓蒙してくれた先達たちからアップ・グレード音源が呈示されるとき、我々聴き手は自身の「耳の成長」を確認できるのです。 私が「それこそがリマスター盤リリースの意義」なのだと腑に落ちたのは、ジョン・レノンの各アルバムが「ミレニアム・エディション」と銘打たれ、順次リリースされたときでした。 「マインド・ゲームス」なり「ロックン・ロール」なりを、久しぶりに(現在の自分の耳で)聴く機会を与えられたことで、自分なりの「リスナーとして成長ぶり」(10代の頃に聴いたときより、知識も経験も増え、一層深く賞味できる耳となった自分)に向き合えたのです。 自分の蔵書の再読と同じです。 「これ、いいんだよな」と知ってはいるけど、再読まではなかなかしないものです。 だから、ポール・マッカートニーのアーカイブ・コレクションでもなんでも、リマスター盤が出るということは、久しぶりにその作品をきちんと聴き込む作業が世界中でなされることなのです。そのアーティストのファンならば、同時代人としてこのイベントに立ち会わないのは、もったいないと思う次第です。 さて、大瀧さんは自らのレーベル「ナイアガラ」を立ち上げる際、自分のソロ・アルバム(=『ナイアガラ・ムーン』)を第2弾にして、まずは自分以外のアーチストをプロデュースした作品を第一弾としてリリースしました。理由はひとつ。自分のレコードしか出さない、いわゆる「レーベルごっこ」ではなく、いろんなアーティストの音を発信していく、日本初の「本格的なインディペンデント・レーベル」であることを伝えたかったからです。そんな大瀧さんの談話を読んだことがあります。 ちなみに、第一弾は何だったのか? それが下記のアルバムです。 山下達郎氏の原点といえるこの「SONGS」の40周年記念盤も、山下氏の音楽活動40周年記念として、8月5日にリリースされます。 (画像をクリックすると詳細がご覧いただけます。) 山下氏は、「ナイアガラ・ムーン」のマスター・テープを工場に納品直前に「大瀧さん、このアルバムはやっぱり滝の音から始まった方が絶対いいですよ。僕、急いで録ってきます!」と、テープレコーダーを車に積んで独り高速を飛ばし、白糸の滝の水の中にまで入って、大瀧さんのためにリアルな滝の音を録音して来ました。 聞こえてくる滝の音ひとつにもこうした先人たちの友情・交流が詰まっています。 嗚呼、「ナイアガラ・レーベル」40周年。 40年後もそのクオリティに誰もが腰を抜かし、新しい発見すらある・・・これは、我々聴き手の民度がようやく追いついてきたということでもあります。 そんな体験ができるこの機会をぜひ楽しもうではありませんか。 ▲
by B4-univ
| 2015-07-13 03:13
| 大瀧詠一氏・ナイアガラ
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15日前後に全国の書店に並ぶ「レコード・コレクターズ 2015年 08 月号」。 拙連載「ビートルズ来日学」は、テーラー山形屋の宮川健二氏インタヴューの「完結編」です。 上の表紙画像をクリックすればご覧いただけます。 ▲
by B4-univ
| 2015-07-10 00:26
| 執筆・メディア出演
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レコード・コレクターズ7月号で、「来日学・特別講義」と題して発表させていただいた「ポール・マッカートニー武道館公演での考察」ですが、先月15日の発売以来、過去最高の数の共感メールがビートルズ大学のメアドにまで届いており、驚くやら嬉しいやらです。 画期的な内容と自分では確信していたものの、それが私の筆力でうまく伝えられるかどうかは別問題ですので、ホームランか空振りかのどちらかと思っていました。それだけに、ほっとしています。 ▲
by B4-univ
| 2015-07-08 00:31
| 執筆・メディア出演
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